配偶者控除の適用範囲の拡大が自民党・公明党の2017年度与党税制改正大綱*1にて決定しました。内容は表1となっています。また、2016年度の配偶者控除・配偶者特別控除を表2にまとめます。
複雑なので、税額シミュレータを作ってみました。
■■■ 税額シミュレーション(2017) ■■■
夫 | 妻 | |
A. 給与 | 0円 | 0円 |
B. 所得額 (=A-給与所得控除) | 0円 | 0円 |
C. 配偶者控除額 | 0円 | 0円 |
D. 配偶者控除後の所得額 (=B-C) | 0円 | 0円 |
E. 基礎・社保料控除後の所得額 (=D-(基礎+社保料)) | 0円 | 0円 |
F. 課税対象所得額 (=E-その他の控除,千円未満切捨) | 0円 | 0円 |
G. 課税額 (=F×税率) | 0円 | 0円 |
※:所得額Bは、給与所得控除額(2017)の計算式で算出しているため、所得税法の給与額控除後の金額表の正式値と若干異なる。
※:配偶者控除は、夫・妻のうち、給与額が高い方から控除する。
※:基礎控除額は、38万円。
※:税率は、国税庁のホームページを参照。
世帯主の合計所得(給与所得) | ||||
900万円以下 (~1120万円) | 900万円超950万円以下 (1120万円~1170万円) | 950万円超1000万円以下 (1170万円~1220万円) | ||
配偶者の 合計所得 (給与所得) |
38万円以下 (~103万円以下) | 38 | 26 | 13 |
38万円超85万円以下 (103万円~150万円以下) | 38 | 26 | 13 | |
85万円超90万円以下 (150万円~155万円以下) | 36 | 24 | 12 | |
90万円超95万円以下 (155万円~160万円以下) | 31 | 21 | 11 | |
95万円超100万円以下 (160万円~166.8万円未満) | 26 | 18 | 9 | |
100万円超105万円以下 (166.8万円~175.2万円未満) | 21 | 14 | 7 | |
105万円超110万円以下 (175.2万円~183.2万円未満) | 16 | 11 | 6 | |
110万円超115万円以下 (183.2万円~190.4万円未満) | 11 | 8 | 4 | |
115万円超120万円以下 (190.4万円~197.2万円未満) | 6 | 4 | 2 | |
120万円超123万円以下 (197.2万円~201.6万円未満) | 3 | 2 | 1 | |
123万円超 (201.6万円~) | 0 | 0 | 0 |
配偶者の合計所得 | (給与所得) | 控除額 |
38万円以下 | (~103万円以下) | 38万円 |
38万円以上40万円未満 | (103万円~105万円未満) | 38万円 |
40万円以上45万円未満 | (105万円~110万円未満) | 36万円 |
45万円以上50万円未満 | (110万円~115万円未満) | 31万円 |
50万円以上55万円未満 | (115万円~120万円未満) | 26万円 |
55万円以上60万円未満 | (120万円~125万円未満) | 21万円 |
60万円以上65万円未満 | (125万円~130万円未満) | 16万円 |
65万円以上70万円未満 | (130万円~135万円未満) | 11万円 |
70万円以上75万円未満 | (135万円~140万円未満) | 6万円 |
75万円以上76万円未満 | (140万円~141万円未満) | 3万円 |
76万円以上 | (141万円~) | 0円 |
もう少し改良して、2016年度との差を計算しようと思います。
(2016/12/11)