今国会にでも、法案成立となりそうな高度プロフェッショナル制度(高プロ制)ですが、財界にとっての導入の思惑には、次のようなことがあるのでしょうか?
① 高齢社員が多くなるも、既に管理職は飽和状態。
② 昔なら管理職に昇格できた高齢社員も、管理職と同等に働いて欲しい。
③ ならば、そのような社員のために高プロ制を導入しよう。
なんとなく、納得感があります。でも管理職なみに給料はあげて欲しいですね。
しかし、一旦、制度ができれば、悪用されるもの。今のところ予想される悪影響は、以下のような点でしょうか?
- サービス残業の合法化
- 名ばかり管理職の合法化
- 高プロの低賃金化で、みんなが奴隷労働
- 過労死が多発
- 女性が働きづらい労働環境
- 長時間労働で、少子化加速
これ以外にも、たくさんの弊害がありそうですが、今回もまた強行採決で成立してしまうのでしょうか?
(2018/4/3)
ドキュメント ブラック企業: 「手口」からわかる闘い方のすべて
今野 晴貴, ブラック企業被害対策弁護団
(ちくま文庫, 2014)
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高度プロ制の導入の思惑は、次のようなものだろうか?
— 天祐虎之助 (@TenyuToranosuke) 2018年4月2日
①高年齢社員が多くなるも、既に管理職は飽和状態。
②昔なら管理職に昇格できた高年齢社員も、管理職と同等に働いて欲しい。
③ならば、そのような社員のために高プロを導入しよう。
なんとなく、納得。でも管理職なみに給料はあげてね。